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たけのこの長持ちする保存方法やたけのこレシピ

たけのこの長持ちする 保存方法やたけのこレシピ
この記事はこんなあなたにおすすめ

・たけのこを長持ちさせたい人
・たけのこの保存方法を知りたい人
・たけのこレシピが気になる人

たけのこの消費期限はどのくらい?傷んでいるか確かめる方法も紹介

初めに、たけのこの消費期限は採ったらすぐ。

生のままで放置しているとどんどんえぐくて苦い味になってしまうので、収穫したら1日でも早く調理することが大切です。

とはいえ、味にえぐみが出ているのは完全に傷んだ証拠なので、食べてから気づくようでは正直危険。

そのため、傷んでいるか不安に感じたら食べる前に以下の3つを確認してください。

1つ目は見た目

皮を剥いてある場合は、赤やピンクに変色していたらアウト。

また、皮が付いている場合は表面にカビが生えていないか確認しましょう。

皮の表面にカビが生えていたら、カビは中にまで広がっている可能性があるので絶対に食べないように注意が必要です。

2つ目は感触

皮をむいたたけのこの場合はグニャッと柔らかく、ヌルヌルとして糸を引いたような感触だったらもう傷んでいる合図。

皮が付いたままのたけのこも、柔らかくなっていたら傷んでいることになるので、惜しまず処分するようにしましょう。

3つ目は臭い

傷んでくると酸っぱいような臭いがします。

それだけでなく、見た目や感触が何ともなくても、アンモニアのような不快な臭いやツンとした刺激を伴う臭いがしたらすでに腐敗は進んでいるので、速攻で処分すべきですね。

たけのこを長持ちさせる保存方法は?

こうしたえぐみや臭みは収穫した直後から発生するアクが原因で、アクは時間が経過すればするほど強くなります。

そのため、たけのこを長持ちさせたいのなら持ち帰ってすぐに下茹でをし、アクを抜いてから保存するのが一番です。

ちなみに、私の祖母は水に米ぬかと鷹の爪を加えて次の手順でアクを取り除いていました。

  • 皮を下から3枚ほど剥く。
  • 穂先の皮の部分を斜めに切り落として縦に1cmほど1本切り込みを入れる。
  • 皮のついたままタケノコがかぶる位の水を入れたら米ぬかと鷹の爪を加えて中火にかける。
  • タケノコがクリーム色になったら竹串を刺して通るか確認する。
  • 冷めるまでそのまま鍋を置いて冷ます。
  • 冷めたら鍋からあげて皮が付いたまま流水で洗う。
  • 2番目の手順で入れた切れ込みに沿って皮を剥く。

そして、あく抜きしたたけのこは乾燥にとても弱いので、水にひたして次の手順で冷蔵保存するのがオススメです。

  • あくを抜いたたけのこをカットする。
  • 保存容器か保存袋にタケノコを入れたらたけのこが浸かるくらいの水を加える。
  • 容器や袋の口をしっかりと閉めて冷蔵庫に入れる。

なお、冷蔵庫で保存すれば10日間は持ちますが、新鮮な状態を保つためには水を食べきるまで毎日交換するのを覚えておきましょう。

また、忙しくてすぐにアク抜きができない場合も冷蔵保存は必須。

根元の断面にラップをかぶせ、全体を新聞紙で包んだらビニール袋に入れ、穂先を上向きにして冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

ただし、常温保存よりは長持ちするものの、アク抜きができていないので、遅くても1~2日いないには忘れずに使うことが重要です。

たけのこを長持ちさせられるオススメの食事レシピとは?

そして、アク抜きしたたけのこをさらに長持ちさせるには、桜の塩漬けと一緒に混ぜ込んだたけのこご飯を作って保存するのがオススメ。

私も母に作ってもらったのですが、塩気があるので傷みにくく、冷凍保存でおよそ1か月持たせることができました。

では、気になる作り方と保存の注意点をご紹介しましょう。

材料

  • ご飯(白米1合・発芽玄米1合・押し麦大さじ2)。
  • たけのこ(半分)。
  • カツオと昆布の合わせ出汁(50cc)。
  • 砂糖(大さじ2程度)。
  • みりん(大さじ2)。
  • 酒(大さじ2)
  • 桜の塩漬け(20g程度)。

作り方

  • 桜の塩漬けの塩抜きをする(100cc程の水に桜の塩漬けを入れて10分放置したら取り出して水を切る)。
  • たけのこを適当な大きさに切ってアク抜きをしたら3分程茹でる。
  • 1の手順で桜を塩出しした水と出汁を半分ずつ入れたら茹でたタケノコと砂糖・みりん・酒を入れて10分程煮込む。
  • 煮込んだものの汁気をしっかり切って炊いたご飯に塩抜きした桜と一緒に混ぜ合わせる。
  • お好みで金ゴマを振る。

冷凍保存する際の注意点

とはいえ、たくさん作って冷凍しておくのはかまいませんが、1か月以上保存すると冷凍焼けをしたり冷凍庫の匂いが移ったりするので、なるべく早く食べきるように注意しましょう。

また、保存する際は乾燥を防いで食べるときまで水分を逃さないよう、空気をしっかり抜いて1食分ずつ分けてラップで包み、ジップロックなどの保存袋に入れてから冷凍するのが有効です。

さらに、保存袋に入れる際も袋の中の空気を抜いてしっかり密閉できると良いですね。

まとめ

たけのこの消費期限は採ったらすぐで、生のままで放置したときに発生するえぐみはアクが原因です。

そのため、たけのこを長持ちさせるためには調理ができない日でも、持ち帰ってすぐにアク抜きだけはしておくことが重要です。

そして、アク抜きしたたけのこをさらに長持ちさせて食べたいと思ったら、桜の塩漬けと一緒に混ぜ込んだたけのこご飯を作り、冷凍保存するのがオススメです。

ただし、たけのこは傷みやすく、たけのこご飯にした場合でも最大1か月しか持ちませんので、楽しい春にお腹を壊さないためにも見た目・感触・臭いを食べる前にこまめに確認するのを忘れないようにしましょう。