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余った餅のカビ対策と保存方法〜カビを取れば食べてもOKなのか?冷蔵や冷凍保存のやり方

この記事はこんなあなたにおすすめ

・お餅の保存方法はどうしたらいいのか
・お餅にカビが生えた場合の対処法

年末年始に買いすぎたお餅て皆さんはどうされていますか?

私も滅多にお餅は食べないのですが、お正月のときにお雑煮にやお汁粉に入っているお餅を食べるぐらいです。

あおしゅう

私の父がお餅大好きで、お正月シーズンはほぼ毎日食べていたように思います。そのときは、保存方法やカビなんて興味がなかったんですけどね。

この記事では、余ってしまったお餅のカビ対策や保存方法。もしお餅にカビが生えてしまった場合はどうしたらいいのかご紹介していきます。

この記事を読んでもらい、少しでも参考になれば嬉しいです。

余った餅はカビを取れば食べてもOK?

初めに、お正月やひな祭り・こどもの日などの年中行事で餅が余るともったいない気はしますが、カビが生えていたら絶対に食べてはいけません。

なぜなら、私たちは見た目や臭いで食べられるかどうかを判断しますが、実際は目や鼻で感じないときからばい菌が繁殖しており、まだらな斑点や嫌な臭いはこのばい菌が繁殖した結果だからです。

つまり、斑点が出ているところをピーラーや包丁できれいに削っても、お餅の中はばい菌だらけだからです。

あおしゅう

見えないところにも潜んでいるということ…。
そう思うと、ゾッとします。

また、カビの元となるばい菌たちには毒性があり、食べると下痢や嘔吐などの腹痛を引き起こす可能性もあります。

ですから、カビが生えた餅はすぐに捨てることを覚えておきましょう。
では、カビはどうやって見分ければ良いかを解説していきます。

余った餅のカビの見分け方

まず、カビを見分けるときは餅に斑点が出ているかどうかで判断することが多いですよね。
しかし、この斑点には2つの種類があるので注意しなければなりません。

1つ目の見分け方

1つ目の見分け方として、餅の表面に白い斑点が出た場合は必ずしも白カビとは限らず、餅が持っている元々の成分の可能性もあります。

そのため、どちらかわからない場合は臭いを嗅いでみて、絵の具のような鼻を指す臭いがしたらカビの生えている印なので捨てましょう。

また、鼻が詰まって臭いがわからないときは餅全体を水洗いし、斑点が取れなければお餅の成分なので食べてもOKです。
斑点が取れた場合はカビが生えていることになるのでやはり捨てた方が良いですね。

2つ目の見分け方

そして2つ目の見分け方に、緑・黄・黒・赤の色つきの斑点が餅全体に浮き出た場合はすぐにカビと判断して間違いないです。
前述にも書いた通り、餅の中はばい菌たちの陣地になっているのでカビが生えている部分を削ったり切ったりしても食べられません。

それだけでなく、色つきのカビは吸い込むだけでも下痢や嘔吐を引き起こす可能性があるので、臭いを嗅ぐのも危険です。ですので、色つきの斑点が餅に出ている場合は惜しまずすぐに捨てましょう。

さらに、カビが生えた餅と一緒に別の食材を保存しているとその食材にもカビが広がりますし、餅にカビが生えていなくても一緒に保存していた食材にカビが生えていれば餅にもカビが広がります。

ですから餅にカビが生えた場合も、一緒に保存している食材にカビが生えた場合も、両方まとめて捨てることが重要です。ですが、捨てるとなると食品ロスにもなりますし、カビが生えないようにきちんと保存して食べきりたいですよね。

そこで最後に、カビを防いで餅を保存する方法をご紹介します。

カビを防いで餅を保存する方法は?冷蔵庫保存で大丈夫?

まず、一度封を切った餅は空気に触れて雑菌がわきやすくなっているので、たとえ数日以内に食べようと思っても常温保存は厳禁になります。数日のうちに食べるのであれば必ず冷蔵庫に入れましょう。

このとき、餅を1つずつラップでぴったりと包んで空気が入らないようにするのが雑菌を増やさないポイントです。

そして、ラップで包んだもちを冷蔵庫に直接入れたり、入れるときにすでに開けてしまった元々の餅の袋は使わず、フリーザーバッグに入れて空気を抜いて保存することが大切です。

また、お餅を2週間ほど食べないけれど冷蔵庫で保存しておきたい場合は、餅と一緒にわさびを入れておくのがオススメです。
やり方は密閉できる保存容器にお餅を重ならないように並べ、お弁当のおかず用カップやアルミホイルに10gのわさびを入れて蓋をするだけ。わさびには殺菌作用があるのでカビが生えにくくなるようです。

ただ、冷蔵庫で保存した餅の賞味期限はしっかり密閉していても2週間が限度。
そのため、1か月程度食べない場合は冷凍庫で保存しましょう。
やり方は冷蔵保存とまったく同じ。
餅を1つずつラップでぴったりと包んでフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて冷凍庫に入れればOKです。

買った餅だけでなく、手作りののし餅やつきたての餅も半年ほど保存できるようです。
とはいえ、賞味期限内は冷蔵庫で保存し、食べきれなかったものを冷凍庫で保存するというやり方では、賞味期限から1か月程度しか長持ちさせることができません。
ですから、季節の行事にしか食べない場合はいったん冷蔵庫に入れるのではなく、すぐに冷凍した方が長持ちさせる秘訣かもしれません。

まとめ

季節の行事になると、ついつい張り切って買いすぎたり親戚や友人からもらったりするため、お餅が余ることもしょっちゅうあるでしょう。

しかし、カビが生えたお餅はばい菌でいっぱいなので、もったいないと思ってもカビを削って食べるのはNGです。
色つきの斑点や嫌な臭いを確認したらさっさと捨てることが重要です。

そして、捨てることなく食べきるためには冷蔵庫や冷凍庫で保存することを忘れず、封を切ったまま常温で置きっぱなしにしないように気を付けたいですね。

最後までありがとうございました。