・暖房を使いたいが、電気代が気になる
・暖房を効率よく使う方法
エアコンの暖房を毎日つけっぱなしにしたら月の電気代はいくらかかる?
まず、エアコンの暖房を毎日つけっぱなしで1か月過ごすと8940円の電気代がかかります。
なぜなら、エアコンメーカー6社からエアコン暖房の電気代を見たとき、1時間使用した際の電気代の平均は約298円、24時間つけっぱなしにしたときの電気代の平均は約298円。
よって1か月を30日として計算すると、298×30=8940円となるからです。
ちなみにエアコンメーカー6社とは、ダイキン・日立・三菱・パナソニック・シャープ・アイリスオーヤマの6つです。
なお、電気代は使っている機種だけでなく、契約している電力会社によっても異なるので、この数字はあくまで目安として参考にしていただけると幸いです。
その上で、もし正確な電気代が知りたい場合は、「1時間あたりの電気代=消費電力(kW)×単価(円/kWh)」という式に当てはめて計算してみてください。
消費電力はエアコンの本体に貼ってあるシールに書かれていますし、単価は契約している電力会社のホームページで確認できますよ。
ただし、消費電力は「W」と表記されていることもあるので確認が大事。
「W」と書かれている場合はその数字を1,000で割、「kW」に直してから計算しましょう。
エアコンの暖房はつけっぱなしとこまめに消すのとではどっちが安いの?
とはいえ、この数字が大まかな目安だとしても8940円は大きな出費。
外出するときはこまめにオンオフした方が節約できそうに思えますよね。
ところが、エアコンは設定温度まで室温を上げ下げするときと、室内と外の気温の温度差が大きいときに消費電力が上がり、消費電力が上がれば上がるほど電気代は高くなってしまいます。
つまり、エアコンはつけた直後にもっとも消費電力が大きくなるので、こまめにオンオフを繰り返すとその分電気代も高くなってしまうのです。
ちなみに、文化住宅の一階の角部屋だと設定温度に達するまでには45分ほどかかります。
ですから1日中ずっと家にいるときや30分程度の外出しかしないとき、洗濯物を干すために外へ出るときなどは消さずにつけっぱなしでいた方が安くなるでしょう。
ただし、つけた直後にもっとも電気代がかかるとはいえ、当然つけっぱなしにしている間も電気代は発生し、1時間以上つけっぱなしにしているとつけた直後よりも消費電力が大きくなってしまいます。
そのため、仕事で日中家にいないときや数時間外出するときは消しておいた方が良いですね。
さらに、設定温度と気温の差があまりないと暖房本来のやくわりを果たせないまま稼働することになるので、この場合もオフにした方が節約になるでしょう。
エアコンの暖房の電気代を節約する3つの方法とは?
そして、エアコンの暖房の電気代を節約する方法はこの他にも3つあります。
1つ目は設定温度を20度に保つこと
エアコンの暖房の適正温度は20度で、これは環境省が推奨している冬の暖房時の室温を意味します。
設定温度と室内の気温の差が大きいほど電気代は高くなるので、室温が20度に近づくようにエアコンを設定しましょう。
適正温度を目安にエアコンの設定を保てば、年間で約20,000円ほど電気代を節約できるようですよ。
2つ目は自動運転に設定すること
私は電気代を抑えるために風量を弱モードに設定していましたが、これでは室温が設定温度になるまでに時間がかかるし、エアコンをつけてから室温が設定温度になるまでは電力の消費も多くなるのでかえって電気代も上がってしまいました。
しかし、自動運転なら室内が最短で設定温度に達するよう、効率よく風量を調節してくれるのでオススメです。
設定温度に達した後は自動で弱モードになってくれるので、ムダな電力を使わず節約にもつながりましたよ。
3つ目はフィルターをこまめに掃除すること
エアコンのフィルターにほこりや汚れが溜まっていると空気を取り込みにくく、エアコンの効きも悪くなってしまいます。
その結果、電力も余計に消費し、電気代が上がることにもつながります。
ですから、必要最低限の電力でエアコンの暖房を使用するには、2週間に1回の頻度でフィルターを掃除し、空気の通りを良くすることが大切です。
2週間に1回欠かさず行えば暖房の消費電力は約6%削減できるそうなので、曜日を決めてカレンダーに書き込み、忘れずに行いたいですね。
まとめ
エアコンの暖房を毎日つけっぱなしにすると、月の電気代は8940円もかかりますが、つけっぱなしと都度消しではつけっぱなしの方が安くなります。
なぜなら、エアコンは設定温度まで室温を上げ下げするときにもっとも消費電力が大きくなるからです。
ですので、もし電気代が例年よりも高いと感じたら設定温度を20度に保って自動運転にするだけでなく、外出する時間に応じてつけるか消すかを考えてみましょう。
また面倒ではありますが、フィルターの掃除を怠らないことも節電につながるので忘れないでくださいね。