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夏にぴったり!暑さも吹き飛ばす梅シロップと梅ジュースの作り方とポイント

夏にぴったり!暑さも吹き飛ばす梅シロップと梅ジュースの作り方とポイント
この記事はこんなあなたにおすすめ

・美味しい梅シロップを作りたい
・梅ジュースの作り方

梅ジュースや梅と聞くと、酸っぱいイメージがあるかもしれませんが、ソーダ水などで割って飲むとさっぱりして大変飲みやすいのを知っていますか?

あおしゅう

嫁ぎ先でお母さんが梅ジュースを毎年作っていたので、初めて飲ませてもらったときは水割りでしたがさっぱりして美味しかったです

この記事では、梅シロップと梅ジュースの違いやシロップとジュースの作り方の手順やポイントをご紹介していきます。

梅シロップと梅ジュースの違い

初めに、梅シロップと梅ジュースの違いは、梅そのもののエキスからできるか、梅を発酵させてできるかということ。

短期間で梅のエキスを抽出させてできるのが梅シロップ、1カ月以上かけて発酵させてできるのが梅ジュースです。

ですから漬ける期間も異なり、梅シロップは約1週間から10日、梅ジュースは約1か月から3か月かかります。

また使う梅の種類にも違いがあり、梅シロップには冷凍した青梅や熟した赤い梅、梅ジュースには生の青 梅を使います。

さらに、梅シロップも梅ジュースも程よい甘さを感じますが、使われている砂糖や砂糖の入れ方はまったく別。

梅シロップに使う砂糖は氷砂糖や黒砂糖で、梅と砂糖を交互に入れて漬けられます。

これに対して、梅ジュースに使う砂糖は甜菜糖で、梅を入れてから砂糖を入れ、発酵を促すように漬けられているのです。

では、具体的に梅シロップと梅ジュースの作り方をそれぞれ開設していきましょう。

美味しい梅シロップを作る手順とポイント

まず、保存料や添加物なしの美味しい梅シロップを作るには、以下の6つの手順を行います。

①梅を洗ってアク抜きをする

梅を流水で丁寧に洗ったら、2リットル以上の水に漬けておきます。

青梅まろやかや琥珀珠はアク抜きしなくても良いですが、青くて固い実を使う場合は1時間漬けておくのが目安です。

②水気を拭き取ってヘタを取る

アク抜きが終わったらきれいなタオルで水気を拭き取り、竹串を使ってヘタを取り除きます。

このとき、水気が残っているとカビが生えやすくなるので、濡れた感覚が完全になくなるまでしっかり拭き取るのがポイントです。

また、梅は金属を嫌うので、ヘタを取る際に金串は絶対に使わないよう注意しましょう。

さらに、ヘタはきれいに取れば取るほどエグ味のない梅シロップになるので、1つ1つ丁寧に取ることが大切です。

③梅を冷凍する

ビニール袋に梅を入れ、冷凍庫で一晩以上寝かせましょう。

梅を冷凍すると繊維が破壊され、発酵されない本来の梅のエキスが出やすくなります。

④梅を冷凍している間に清潔な瓶を用意する

瓶を熱湯で煮沸消毒し、水気を拭き取ったら口を下にして完全に乾燥させます。

梅と同様に、水気はきっちり取っておくのがカビ予防のポイントです。

⑤梅と氷砂糖を瓶に入れる

凍ったままの梅と氷砂糖をそれぞれ半分に分け、梅・氷砂糖・梅・氷砂糖の順で瓶に入れていきます。

梅は放り込むと潰れるので丁寧に入れ、氷砂糖は梅の上から降りかけるように入れるのがポイントです。

⑥1週間から10日間保存する

冷たくて暗い場所で1週間から10日間保存し、氷砂糖が溶けやすくなるよう毎日瓶をゆすってあげましょう。

そして、れいとうした梅であっても時間が経つと腐ってしまうので、10日目頃までにはシロップから梅の実を取り除くことが重要です。

美味しい梅ジュースを作る手順とポイント

次に、美味しい梅ジュースを作る手順とポイントをご紹介します。

  • 梅を洗って水気を切ったらフォークで穴をあける。
  • 砂糖・梅・砂糖・梅・砂糖の順で瓶に入れる。
  • 瓶の蓋を閉めて室内で保存する。
  • 1日1回以上手でかき混ぜる。

4日ほどかき混ぜることを繰り返すと発酵してぷつぷつと泡立ってきます。

その後、5日から7日ほど経ってガーゼで梅をこしたらでき上がり。

ぶくぶくと強めに泡立ってきたときが、梅をこす一番良いタイミングです。

エキスは冷蔵庫で保存し、水で10倍に薄めれば梅ジュースとして飲めますし、残った梅はそのまま食べることができます。

私の経験ですが、梅の1.1倍の砂糖を入れると酸味が強すぎず、さわやかで飲みやすい梅ジュースが完成しました。

また、旅行先で梅ジュース作りを体験したときに職員さんから教えていただいたのですが、自分の手でかき混ぜることによって常在菌が病源菌を防ぎ、オリジナルの健康ドリンクになるようです。

だから、梅ジュースは元気になれるドリンクといわれているのですね。

まとめ

梅シロップと梅ジュースの違いは次の通りです。

  • 梅そのもののエキスからできるものが梅シロップ。
  • 梅を発酵させてできるものが梅ジュース。

私は和歌山県へ旅行に行った際、梅ジュース作りを体験しましたが、自分で作った梅ジュースは市販で売られている梅ジュースよりも本来の梅の味が引き立っていて、とても美味しかったのを覚えています。

ただ、砂糖と梅を瓶へ無造作に放り込んでしまったので、砂糖がきれいに溶けて泡立つまでには時間がかかりました。

ですから、砂糖と梅を入れる順番を守っていつかリベンジしてみたいと思います。

梅シロップも梅ジュースもおうちで簡単に作ることができますので、あなたもぜひお子さんと一緒に試してみてください。