梅雨入り・梅雨明けはどうやって決めるの?
初めに、梅雨入りと梅雨明けは、各地方にある気象台が観測している結果と、1週間後までの中期予報を組み合わせて決められています。
ちなみに『中期予報』とは、晴れが続いている日(初夏)から、「今後数日間は天気が悪く雨模様だろう」と予想されたものです。
一般に、比較的天気の良い日が続いてから、比較的雨が多く日照時間が少ない時期に突入するまでには移り変わりの時期が5日間程度あります。
そして、この5日間のうちの真ん中の日を梅雨入り日とし、中期予報が出されてから実際に雨が降りだした日が梅雨入りとされているようです。
逆に、梅雨明けは雨の日が続いている状態で、中期予報で晴れが続くと予想されてから最初に晴れ始めた日とされているようです。
ただし、梅雨入り・梅雨明けの日付は確定日ではないため、5月から6月にテレビやラジオで天気予報を聞いていると「何日頃」と言っていることがおおいです。
確定値は9月に結果を再検討し、修正された後に正式に決まるようですね。
ではこれらを踏まえて、2023年の埼玉県の梅雨入り&梅雨明けを予想してみましょう。
2023年に埼玉県が梅雨入りするのはいつ?
まず、埼玉県の平年の梅雨入りの目安は5月28日から6月12日頃。
また埼玉県が位置する関東甲信地方の過去のデータを調べると、1951年から2022年まででもっとも早く梅雨入りしたのは1963年の5月6日。
逆に梅雨入りがもっとも遅かったのは1967年と2007年の6月22日でした。
そして、関東甲信地方の過去72年間の梅雨入りした時期を細かく分けると次のようになります。
- 5月上旬→1回
- 5月下旬→4回
- 6月上旬→45回
- 6月中旬→20回
- 6月下旬→23回
さらに、過去10年のデータでは6月上旬が9回、6月中旬が1回となっているため、関東甲信地方の梅雨入り時期は若干早くなっている傾向にあります。
そして、直近3年間のデータでは2020年が6月11日、2021年が6月14日、2022年が6月6日でした。
これらに埼玉県の平年の5月28日から6月12日を加味すると、2023年に埼玉県が梅雨入りするのは6月8日頃となりそうです。
2023年に埼玉県が梅雨明けするのはいつ?
次に、埼玉県の平年の梅雨明けの目安は7月14日から28日頃。
また梅雨入りと同じように関東甲信地方の過去のデータを調べると、1951年から2022年まででもっとも早く梅雨明けしたのが2018年の6月29日。
逆に、もっとも遅い梅雨明けとなったのは1982年の8月4日でした。
そして、関東甲信地方の過去72年間の梅雨明けした時期を細かく分けると次のようになりました。
- 6月下旬→1回
- 7月上旬→11回
- 7月中旬→27回
- 7月下旬→27回
- 8月上旬→5回
さらに、過去10年のデータでは6月下旬が1回、7月上旬が2回、7月中旬が2回、7月下旬が4回、8月上旬が1回。
つまり、関東甲信の梅雨明けの時期はやや遅くなっている傾向にあることがわかります。
そして、こちらも過去3年間のデータを調べると2020年が8月1日、2021年が7月16日、2022年が7月23日でした。
これらに埼玉県の平年の7月14日から28日を加味すると、2023年に埼玉県が梅雨明けするのは7月21日頃となりそうです。
埼玉県にある梅雨入り・梅雨明け時期の注目スポット
さらに、埼玉県には梅雨入り・梅雨明け時期にオススメの観光スポットがあります。
まず、梅雨入り時期にオススメなのは『三峯神社』。
開運スポットとして注目されている神社で、境内のご神木が入った“氣守”という人気アイテムが売られています。
三峰神社に行って購入して帰れば、あなたにも何か良いことが起こるのではないでしょうか?
続いて、梅雨明けの天気がいい日にオススメの観光スポットは『川越水上公園』。
フットサルコート・マス釣り場・プールなど、多岐にわたり楽しめる設備です。
夏期開放のプールでは、全長148mのチューブスライダーやボディスライダーで遊ぶことができるそうですよ。
まとめ
埼玉県の梅雨はジメジメと降り続く一般的な雨模様が特徴で、2023年埼玉県の梅雨入り・梅雨明けは、梅雨入りが6月8日頃、梅雨明けは7月21日頃と予想されます。
また1日の天気としては、朝から雨だとその日一日はずっと雨模様のことが多く、1日の中で降ったり止んだりすることはあまりありません。
とはいえ、九州の梅雨のように大きな洪水が過去に起こったこともなく、天気は比較的安定していて降水量も全国平均のことが多いので、観光スポットも利用すれば梅雨時期も上手に楽しむことができそうですよ。