小学校高学年の読書感想文の書き方
初めに、小学校高学年の読書感想文の書き方は、
- タイトル
- 書き出し
- 本文
- まとめ
の4つに分けて書くのが基本。
タイトルの付け方
まず、タイトルの付け方は
- 「●●(本のタイトル)を読んで感じたこと」
- 「●●(本のタイトル)を読んで」
の2つが一般的です。
もしこれらを応用したい場合は、
- 「■■(主人公)と私」
- 「命の大切さ」
- 「仲間とのつながり」
のように、本の内容や感想をタイトルにそのまま活用すれば、友達とは違ったオリジナルな作文になりますよ。
原稿用紙に書くときは1行目に2マスまたは3マス開けてタイトルを書きます。
そして、2行目には必ず名前を忘れないでくださいね。
書き出しの始め方
次に、書き出しには
- 本を選んだ理由
- 本のあらすじ
の2つを書きます。
これは、読み手にどういったストーリーなのかを伝えるためです。
たとえば、
- 「この本は主人公●●が野球を通して仲間の大切さを学んでいくお話です」
- 「私は自宅で犬を飼っているので介助犬の本が身近に感じて一度読んでみたいと思ったからです」
のように書いていくと良いでしょう。
うまく書き始められない場合は、実際に読んだ人の感想やインターネットに掲載されている紹介文を参考に、自分らしい言葉遣いでまとめてみるのもオススメです。
本文の書き方
続いて本文を書くときは、最初に本の中で印象に残ったシーンを1つか2つ選びます。
そして、選んだシーンに対して
- 「なぜ印象に残ったのか?」
- 「自分だったらこうしていた」
の2つを書きましょう。
また、自分が登場人物と同じような経験をしたことがあるのなら、その経験談を盛り込めば感想文の幅も広がります。
ただし、
- 「感動した」
- 「驚いた」
- 「怖かった」
などといったシンプルな感想では文章が短くなり、「なぜそのように感じたのか」という理由が伝わらなくなるので注意が必要です。
まとめ方
最後に、読書感想文をまとめるときは、
- 本を読んだ感想
- 本から得た学び
- 取り入れたい考え
の3つを書きます。
「何々と思った」を連発すると単調な文章になってしまうので、
- 「僕の挑戦はまだまだ続く」
- 「先生はどう感じるだろうか?」
のように、主人公の言葉を引用したり、疑問文を投げかけたりしながら文章を締めるのがポイントです。
小学校高学年が読書感想文を書くときのコツ
そして、読書感想文を書くときのコツは付箋とメモを用意すること。
これは自分の頭の中に本の内容をインプットし、いざ読書感想文を書くときに記憶を呼び起こすためです。
本をただ読むのではなく、まずは
- おもしろいと思った場面
- すごいと思った場面
- 疑問に思った場面
など、自分の心が動いた場所に読みながら付箋を貼っていきましょう。
その後、付箋と一緒に
- 自分が感じたこと
- 自分だったらこうする
のように、思ったことをメモに書いておくのが有効です。
読書感想文への苦手意識を克服するには?
とはいえ、読書は好きだけれど感想を書くのは得意じゃなかったり、私のように本を読むのが嫌いだったりすると、どうしても読書感想文に対して苦手意識をもってしまいますよね。
そんな苦手を克服するために大切なのは上手な本選びです。
課題図書として推薦されている本であっても、自分自身に興味や関心のない本では読む気が出ません。
ですので、まずは自分の興味・関心があるジャンルの本を選びましょう。
たとえば、
- 自分がスポーツをしているならスポーツをテーマにした本
- 自宅でペットを飼っているならペットが主人公の本
というように、身近にあるものがテーマだととても書きやすいです。
また、主人公が自分の年齢と同じような本だと共通点や共感するところも多く、想像力が働きやすくなります。
さらに、本が嫌いで日ごろから読書の習慣がない場合は、ページ数が少なめでわかりやすいストーリーの本を選ぶのがオススメです。
本を読んで楽しむことが読書感想文の第一歩なので、「これなら読んでみよう」と自分が思える本を選んでみてください。
まとめ
小学校高学年の読書感想文の書き方は、
- タイトル
- 書き出し
- 本文
- まとめ
の4つに分けて書きます。
そして、心が動いた場所に読みながら付箋を貼り、思ったことをメモに書いておくのがすらすらと書くためのコツです。
読書感想文の一番の目的は、良い本に出会い、読書を通じて人生が人間的に豊かになっていくこと。
絵本・児童書・課題図書などとカテゴリーを絞って選べば決まるのは早いかもしれません。
しかし、読む気が出ないと読書感想文への苦手意識は強まるばかりなので、カテゴリーに縛られず、興味や関心のある読みやすいストーリーの本を選んで感想文を書いてみてくださいね。