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2023年最新の梅雨入り&梅雨明けを予想してみた!関東版

2023年関東の梅雨入り&梅雨明けを予想してみた!

2023年関東の梅雨入り予想は?

まず、2023年の関東の梅雨入り予想は6月1日から6月16日の間。

1951年から2022年までの関東の梅雨入りの平均値は6月7日なので若干早くなっており、これは大型で非常に強い台風2号が影響しています。

なぜなら、台風2号は6月2日以降は暴風域がなくなる予報となっていますが、大雨を降らせる力は十分もったままで伊豆諸島南部に接近する予報だからです。

また気象庁の1951年から2022年までの関東地方の梅雨入り時期を調べてみると、もっとも早い梅雨入りは1963年の5月6日、もっとも遅い梅雨入りは1967年と2007年の6月22日。

何と1か月半の開きがありました。

そして直近2年間のデータも調べてみると、一昨年(2021年)は6月14日、昨年(2022年)は6月6日に梅雨入りしていました。

そのため、これらのデータと台風の影響を加味すると、2023年の関東の梅雨入りは6月1日から6月16日の間と考えられるのです。

ただ、台風2号の動きは遅く、日本付近の前線に向かって台風からの湿った空気の流入が続くため、関東地方は前線による大雨によって梅雨入りした後に台風2号の接近ということも考えられそうですね。

2023年関東の梅雨明け予想は?

そして梅雨入りが早いと気になるのが梅雨明けですが、2023年の関東の梅雨明けは7月10日から7月24日の間の予想。

1951年から2022年までの関東の梅雨明けの平均値は7月19日なので若干遅くなっており、その理由は今年の夏にエルニーニョ現象が発生する可能性が高まっているからです。

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のこと。

エルニーニョ現象が発生すると太平洋高気圧の張り出しが弱いため、梅雨前線が日本付近に停滞し続け、梅雨明けが遅くなるのです。

また梅雨入りと同様に過去のデータを調べてみると、もっとも早い梅雨明けは2018年の6月29日、もっとも遅い梅雨明けは1982年の8月4日でした。

さらに、一昨年(2021年)は7月16日、昨年(2022年)は7月23日が梅雨明けでした。

そのため、これらのデータとエルニーニョ現象の発生を加味すると、2023年の関東の梅雨明けは7月10日から7月24日の間と考えられるのです。

ただし、近年は地球温暖化の影響で梅雨が明けても夏の急な雨や雷雨が増加しているため、梅雨明けしても大雨には注意しておいた方が良さそうですね。

梅雨時期の服装にオススメの素材は?

そして、今年の関東はなぜか週末に雨模様となることが多く、休日の楽しいお出かけが雨だとうんざりしますよね。

そこでオススメしたいのが服装の工夫です。

梅雨時期は雨具を着用することが多いため、以下に紹介するような通気性が高くて軽量で速乾性のある素材の服が最適。

服の素材はタグに記載されているので、購入する前にくまなく確認してみてください。

1つ目はポリエステル

速乾性に優れていて水分を吸収しないので、梅雨時期にもぴったり。

洗濯に強くてシワになりにくいのも特徴です。

雨にぬれたり汗をかいたりしてもすぐに乾くので、綿素材の服よりもとても快適に過ごせると思いますよ。

2つ目はナイロン

ポリエステルと同じで速乾性に優れており、水分を吸収しない素材です。

また強度があり、耐久性に優れているのも梅雨時期に適したポイント。

さらに、吸湿性が低いので水をはじき、服の中に雨水が入ることもありませんし、合成繊維なので雨にぬれてもカビが生える心配もないでしょう。

3つ目は綿麻混紡素材(コットンリネン)

綿糸と麻糸を織り込んだ素材で通気性が良く、吸湿性にも優れているのが特徴。

それだけでなく、軽くて丈夫なのも梅雨時期に適しているといえます。

ただし、植物繊維を利用しているため乾きにくいのが難点。

洗濯後はしっかり乾かすことが大切です。

自宅で洗濯した後、コインランドリーの乾燥機能を利用すれば十分に乾燥させられるようですよ。

まとめ

2023年の関東は6月1日から6月16日の間に梅雨入りし、7月10日から7月24日の間に梅雨明けすることが予想されます。

梅雨入りは台風2号の影響で平年より若干早く、梅雨明けはエルニーニョ現象の影響で平年よりも若干遅くなる見通しです。

梅雨が早く始まり遅く終るということは、6月の降水量はほぼ平年並みの見込みですが、7月の降水量は多くなる確率が若干高そうですね。

でも、服装を工夫すればジメジメした季節もへっちゃら。

ポリエステル・ナイロン・綿麻混紡素材(コットンリネン)の服を選び、お出かけも楽しみながら梅雨の季節を乗り越えていきたいですね。