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初詣の正しいお参り方法やマナー・お賽銭を入れる意味​​

初詣の正しいお参り方法やマナー・お賽銭を入れる意味
この記事はこんなあなたにおすすめ

・初詣のお参り方法やマナーを知りたい
・お参りする際のお賽銭の金額

私の実家では、毎年1月1日に近所の神社へ行くのが恒例となっている初詣。

ただ、初詣の意味は3歳の頃に母から「家族みんなが健康でいられるようにお願いしに行くんだよ」と聞いただけで、30年経った今でも正式な意味は何1つわかっていないのが事実です。

今年もあとわずか…みなさん大掃除は終わりましたか?
初詣の意味やマナーなど正直考えたことありませんでした。せっかくのお参りなので、正確な知識を頭に入れた上でお参りしたいですよね!


この記事では、気持ちよく新しい年が迎えられるように、正しいお参り方法やマナー・お賽銭を入れる意味など、初詣の基礎知識を調べてみました。

初詣に行くさいの参考になれば嬉しです。

初詣の意味

初めに、初詣とは、1年の一番初めに神社やお寺へ行き、新しい1年の幸せをお祈りすることを意味します。
つまり、幸せな1年を過ごす上で健康は大切なことですし、「家族みんなが健康でいられるようにお願いしに行く」という母の言葉も間違いでは亡いことがわかりますね。
しかし、初詣の意味はこれだけではありませんでした。
実は、初詣の『詣』という字には、「神社やお寺をお参りする」という意味があったのです。
ですから、初詣には「行った先の神社やお寺の神様に旧年の感謝を捧げる」という意味も含まれています。

正しいお参りの方法やマナー

となれば、私のようにお願い事だけをして帰るなんて罰当たりのような気がして、何だか恐ろしくなってきます。
そこで、今度は正しいお参りの方法やマナーを調べてみることに。
すると、神社へ行くかお寺へ行くかによってお参りの方法は違うことがわかりました。

まず、神社へ行ってお参りをする場合は、次の8つの手順で行います。

  • 鳥居の前で15度ほど腰を曲げて軽く一礼する。
  • 中央を避けて鳥居をくぐる。
  • 手水所で左手・右手・口・ひしゃくの柄の順に水を書けて心身を清めて拝殿へ向かう。
  • お賽銭を納めて鈴を鳴らす。
  • 姿勢を正して腰を90度に曲げて二礼。
  • 手を合わせて右手を少し手前に引いて拍手を2回する。
  • 手前に引いた右手を元に戻したら目を閉じてお参り。
  • 深く一礼する。
    神社を歩く際は、神様に敬意を払って左右の端によって歩くのがお参りのマナーだそうです。
    そのため、神様が通る道である参道の真ん中は歩かないように気をつける必要がありますね。

これに対して、お寺へ行ってお参りをする際は、次の6つの手順で行います。

  • 一礼して山門をくぐる。
  • 手水所で左手・右手・口・ひしゃくの柄の順に水を書けて心身を清める。
  • ご本尊をまつる本堂前に香炉があれば線香を供えてけがれや邪気を払う。
  • さい銭箱の前で一礼しておさい銭を納めて鐘をつく。
  • 静かに手を合わせてお祈り。
  • 深く一礼する。
    なお、お寺の参道は神社とは異なり、真ん中を歩いても問題ないようです。
    ただ、左右に仁王像が安置されている場合は、必ず両方とも平等に手を合わせてお祈りするのがマナーなので、忘れないように注意したいですね。

さらに、こちらは神社でもお寺でも共通ですが、お祈りをするときはいきなり願い事をするのではなく、最初に感謝の言葉を捧げるのがマナーです。
また、願い事は心を込めて1つだけお祈りするのが基本。
私も心を入れ替え、あれもこれもとたくさんの願い事をしないように気をつけたいですね。
そして、お賽銭は乱暴に投げ入れず、賽銭箱に優しく手を近づけて入れるのもマナー。
そこで最後に、お賽銭の意味や金額についても気になったので調べてみました。

お賽銭とは?金額に意味はあるのか?

そもそも、私はこれまでお賽銭を納めた後に今年のお願い事をしていたのですが、その時点でアウト。
本来、お賽銭の『賽』という字には、「神様から受けた恵みに感謝して祀る」という意味があるので、お賽銭は神様に日頃の感謝の気持ちをお伝えするために入れるものだったのです。
昔はお米が実った際に自然の恵みに感謝して刈り入れたお米を神様にお供えしており、お賽銭はこの名残からきているようですね。
ですから、お賽銭を入れた際は「いつもお守りいただきありがとうございます」と、心の中で感謝の気持ちを唱えるのが基本です。
そして、金額は神様との良いご縁があるように、以下の3つが縁起の良い語呂合わせとして適切なようです。

  • 5円=ご縁がありますように。
  • 15円=十分なご縁がありますように。
  • 45円=始終ご縁がありますように。
    とはいえ、先にも述べた通り、お賽銭は神様への感謝の気持ちなので、必ずしも語呂合わせを気にしなくても大丈夫。
    無理のない範囲で自分の感謝の気持ちの分だけ納めれば良いですし、感謝の気持ちを忘れずにいれば、たとえ語呂合わせと違っていても神様にはちゃんと通じると思いますよ。

まとめ

初詣の正しいお参り方法やマナーは、神社へお参りする場合とお寺へお参りする場合で異なります。
しかし、神様に敬意を払って旧年の感謝を伝え、その感謝の気持ちとしてお賽銭を納めるのは共通です。
神社とお寺でお参りの仕方を間違えないように気をつけることはもちろん、2023年からは自分の願い事をするだけで亡く、神様に感謝の気持ちをきちんと伝えて気持ちよく新年を迎えたいと思います。