カニ鍋するなら『生冷凍』と『ボイル冷凍』どっちが食べやすいか？冷凍カニの美味しい食べ方も

冬の時期になるとテレビのグルメ特集で一度は耳にする『カニ鍋！』

スーパーなどに買い物に行くと、冷凍コーナーや生魚コーナーにカニ！カニ！カニ！と並んでいる光景があります。

この記事では、カニ鍋を美味しく楽しく食べたい。また、生冷凍とボイル冷凍のどちらがカニ鍋として食べやすいのか、プラス冷凍カニの美味しい食べ方はあるのかを調べてご紹介していきます。

カニ鍋を食べるのであればどっちが美味しいか？

初めに、カニ鍋を食べるのであればどっちが美味しいかを調べたところ、生冷凍の方が美味しいのだと判明。
その理由は2つありました。

1つ目：美味しい出汁が出る

生冷凍のカニの身は茹でられていない分うまみがぎっしり。
そのため、うまみによって鍋の出汁がよく出るので美味しいといわれているのです。

2つ目：長めに加熱しても美味しさが落ちない

ボイル冷凍のカニはすでに茹でられているため、鍋に入れて温まった時点で引き上げなければ身は固くてパサパサになってしまいます。
しかし、生冷凍の場合は少し長めに加熱しても大丈夫。
身が溶け始めて中心だけが硬い状態になってから引き上げると、カニの風味が美味しく味わえるようですね。

カニ鍋を美味しく食べるコツ

そして、カニ鍋を美味しく食べるには3つのコツがありました。

1つ目のコツ

カニ鍋は鰹節やいりこのような濃くて主張の強い出汁を使うとカニの風味が味わえなくなってしまいます。
そのため、カニのうまみを生かして美味しく食べるには、昆布を1枚入れて作った昆布出汁が良いそうです。

2つ目のコツ

生冷凍のカニは鍋に入れて火が通ると殻に身がくっつき、手で殻を外すとせっかくの美味しい身が殻と一緒に剥がれてしまいます。
ですから、身をムダにしないで美味しく食べるためには、カニ専用のスプーンを活用するのが有効なようです。

3つ目のコツ

カニ鍋の主役はあくまでカニ。
脇役となる具材は薄くて優しい味の食材を選ぶのがポイントだそうです。
とくにオススメなのは白菜・しらたき・木綿豆腐。
白菜を柔らかく煮込むと、甘さとみずみずしさがカニのうまみを引き立てます。
また、しらたきは鍋に染み出たカニのうまみを吸収してくれるので、しらたき特有のえぐみが取り除かれて美味しく食べられるようです。
さらに、木綿豆腐はなめらかな口当たりで味も淡泊なので、濃い味のカニとの相性は抜群。
私の実家でもカニ鍋に木綿豆腐は欠かせませんでしたね。

冷凍カニの美味しい食べ方

そしてこの生冷凍のカニを美味しく食べるには、3つのコツを覚えて上手に解凍するのも重要です。

1つ目のコツ

生冷凍のカニは時間をかけずに素早く解凍した方が良いため、流水で解凍します。
ただし、カニに直接流水をかけたり、大量に水を流したりするとうまみも一緒に洗い流してしまうのでNG。
カニをビニール袋に入れてしっかりと口を閉じ、少量の水にさらすことが重要だそうです。
また、いくら素早く解凍できるからといって、電子レンジで急速解凍するのもだめ。
うまみが失われて身がパサパサになるだけでなく、加熱のムラも出てしまうので絶対に辞めた方が良いですね。

2つ目のコツ

生のカニは時間が経つとカニに含まれているタンパク質が酸化して黒くなり、味も落ちてしまいます。
ですので、その日に食べる分だけ解凍することも覚えておきたいですね。
もし、どうしても食べられなかった場合は日持ちのする方法で調理して保存するか、乾燥を防ぐためにラップで包んで保存するのがグッド。
家にある冷蔵庫はカニが売られている冷凍庫のように急速冷凍ができず、カニの品質を落としてしまうので再冷凍は避けた方が良いようですよ。

3つ目のコツ

半分くらい溶けた状態で解凍を終えるのがカニの風味をもっとも美味しく味わうポイントなのですが、身と殻では溶ける時間が違います。
そのため、殻についた氷を途中で取り除き、溶け具合を均一にすることが大切です。
最後に、ここまでの解凍方法を見ると手間がかかるので面倒くさいと思うかもしれませんが、凍ったままの状態でカニ鍋をすると溶ける際にうまみが流れ出てしまいます。
ですから、美味しく食べるためには面倒くさくても解凍は行った方が良いですね。

まとめ

私は海の幸って生臭さを感じることがあるため、カニもボイル冷凍の方が美味しいのだと思っていましたが、カニ鍋をするなら生冷凍の方が適していることに驚いてしまいました。
また、うまみを流したり美味しい身が殻にくっついたりしないためには工夫が必要なので面倒くさくなりますが、手間をかけた分美味しいのがカニなのですね。
知識不足で私の中では苦い食べ物になっていたカニ鍋ですが、調べた結果モヤモヤした感覚はなくなりましたので、今後は美味しいカニ鍋で心も体も温まりたいと思います。

最後までありがとうございました。