2023年夏の熱中症や夏バテ対策にオススメな食べ物やドリンク！

朝晩はまだまだ寒い日がありますが、日中は暖かく暑い日もありますよね。また暑くなってくると、冷たい食べ物や飲み物が増えてくると思います。

そういう時は気温の上昇とともに気をつけたいのが熱中症。熱中症は屋外だけとは限らず、屋内でも注意が必要です。

この記事では、熱中症と夏バテの違いや対策として、おすすめの食べ物や飲み物をご紹介していきます。

熱中症や夏バテってどんなもの？

初めに、熱中症が起こる原因は体温の上昇と脱水状態。

私たちの体は体温を一定に調整する働きがありますよね。

しかし、夏場に体温が上がって調整機能のバランスが崩れるとどんどん体に熱が溜まります。

そして、体温を下げるために大量の汗をかくと、体に必要な水分や塩分が失われてしまい、脱水状態になって熱中症が起こるのです。

とくに高齢者は暑さを感じにくくなる上に、汗をかきにくくなっていて重症化しやすいので注意が必要です。

これに対して夏バテは、日本特有の高温・多湿の夏の気候に負けて体力を消耗することで、体温調節機能と睡眠不足からくるエネルギー不足が原因で起こります。

夏の暑い時期は、冷房の効いた室内と暑い室外との移動によって体温調節機能にかなりの負担がかかり、暑さに対抗しようと必要以上のエネルギーを消費します。

また、熱帯夜による睡眠不足が加わり、エネルギー不足が一段と進んで起こるとも考えられています。

症状としては、疲労・倦怠感・食欲不振・体力低下など、なんとなく体調が悪くて疲れが取れない状態になりますね。

こうした熱中症や夏バテを防ぐためにはバランスの良い食事とこまめな水分補給が必須。

では、どんな食事と水分補給をすれば良いのか、具体的に解説しましょう。

熱中症や夏バテ対策にオススメな食べ物4選

まず、食欲が失せて食べる量が減ったり、食事が偏ったりすると必要な栄養素が不足して疲れやすくなります。

そのため、熱中症や夏バテを防ぐ食事としては、筋肉の疲労回復への働きが期待できる『たんぱく質』の含まれた肉や魚、疲労回復に役立つ『ビタミン』の含まれた野菜や果物をバランス良く摂るのがオススメです。

とくに、食欲がわかないときには以下の4つを食事のメニューに取り入れてみましょう。

1つ目はうなぎ

疲労回復に役立つ『ビタミンB1』や、脂質をエネルギーに変える『ビタミンB2』を豊富に含んでいるのが特徴。

タレを絡めてうなぎの蒲焼きにすると旨味が凝縮されるので、香ばしい匂いに連れられ、食欲が湧かないときでもご飯が進みます。

上に山椒をふりかけて食べれば、胃腸の機能も高められるのでなお良いですね。

2つ目は豚肉

『ビタミンB1』や『たんぱく質』が多く含まれているため、疲労を回復させるだけでなく、スタミナをつけるのにもオススメ。

冷しゃぶにすると野菜も一緒に食べやすくなるでしょう。

また、豚肉の生姜焼きにするのも、生姜は体を温める作用があるので最適です。

3つ目はおくら

消化を促進し、胃の粘膜を保護する役割を持つ『ムチン』が含まれているので、免疫力アップや疲労回復に役立ちます。

茹でて醤油やマヨネーズをかけて食べるだけでもおいしく、イカやひじきとの相性も抜群。

さっぱりしているため、味噌汁やスープの具にしたり、山芋・めかぶ・きのこ・大根おろしと和えたりすると、食欲が湧かないときでも食べやすいですよ。

4つ目はレモン

疲労回復や免疫力の向上に役立つ『ビタミンC』が豊富で、疲労感を軽減させる『クエン酸』を含んでいます。

レモン果汁に水やはちみつを入れてレモネードにすると、暑い日でも手軽に飲めるでしょう。

料理のアクセントとして魚や肉にかけても良いですし、輪切りになったドライフルーツのレモンをおやつ代わりに食べるのもオススメですよ。

熱中症や夏バテ対策にオススメなドリンク4選

続いて、暑い日は汗をかきやすく、体内の水分が足りなくなると脱水症状を引き起こします。

そして、汗をかくと塩分や糖分も失われやすいので、外出時にも水筒やペットボトルを使ってドリンクを持ち歩き、喉の渇きを感じなくても塩分や糖分が含まれているドリンクをこまめに飲むことが大切です。

とくに、以下の4つのドリンクは、気になったときにすぐ飲めるようにしておくと良いですね。

1つ目はスポーツドリンク

塩分やミネラルが適度に含まれているので、体力が落ちやすい夏にオススメ。

気温の影響を受けやすい外仕事をするときや、運動をするときには、普段よりスポーツドリンクを意識的に飲むように心がけましょう。

スーパーやコンビニでお手頃に買えるものとしては、「大塚製薬」の“ポカリスエット”や、「日本コカ・コーラ」の“アクエリアス”などが有名です。

2つ目は紅茶

夏バテの原因である自律神経の乱れを解消するのが特徴。

紅茶の香りは体をリラックスさせ、副交感神経の働きを優位にしてくれます。

体が落ち着いて睡眠をとりやすくなるので、疲れやすい夏にしっかりと体力を回復できるのも嬉しいポイントですね。

3つ目は麦茶

汗とともに流れてしまうミネラルを補給できるのが魅力。

カフェインが含まれていないことも多いです。

そのため、水分とミネラルが尿として体外へ流れ出るのを抑え、しっかり摂取できますよ。

4つ目はココア

ミネラルやポリフェノールが含まれているのが特徴。

汗を多くかいたときや、疲れを感じたときに飲むのがオススメです。

冷やしすぎない程度にアイスココアにすれば飲みやすいですよ。

まとめ

熱中症や夏バテは、大量に汗をかいて必要な水分や塩分が失われることで起こります。

また、熱帯夜による睡眠不足が加わり、エネルギー不足が一段と進んで起こるとも考えられるので、バランスの良い食事とこまめな水分補給が重要です。

今回紹介した食べ物や飲み物はどれも一度は口にしたことのあるポピュラーなものばかりですので、食べやすいものや飲みやすいものから積極的に取り入れて、夏バテ知らずの丈夫な体をめざしましょう。