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大晦日や年末年始のおすすめな過ごし方!意味や由来もご紹介

大晦日や年末年始のオススメな過ごし方

初めに、大晦日や年末年始の過ごし方は人それぞれですが、誰もが「大切な人と新年を迎えたい」と思うもの。

そこで今回は、大切な人との大晦日や年末年始の過ごし方を3つ紹介します。

1つ目は家族で過ごす年末年始

年末年始のニュースで毎年帰省ラッシュが取り上げられているように、「大晦日とお正月はやはり家族で過ごしたい」という人は多いかもしれません。

一人暮らしをしている学生や社会人であっても、年末年始は実家でテレビを見たり年越しそばを食べたりと、子供の頃から変わらないスタイルが落ち着くという人もいるのではないでしょうか。

なかなか会う機会のない兄弟や親せきとも顔を合わせることができるオススメな過ごし方ですね。

2つ目はカップルで過ごす年末年始

カップルに人気の過ごし方といえば、大勢の人と盛り上がりながら新年を迎えるカウントダウンイベントです。

「おうち時間はもう飽き飽き」というカップルは、外で華やかに新年を迎えることでストレス発散ができるのではないでしょうか。

また、静かに新年を迎えたいカップルには、お寺へ行って除夜の鐘をついたり聞いたりするのがオススメ。

除夜の鐘の音を聞きながら、しっとりと1年を振り返るのも良いですね。

3つ目は友達同士で過ごす年末年始

気のおけない友達同士で過ごす年末年始は、今だからこそできることを計画して楽しい思い出を作るチャンス。

アウトドア派であれば、大晦日の夜から出発して初日の出を見に行くのがオススメです。

大自然の中で見る初日の出は、良い写真がたくさん撮れるのではないでしょうか。

逆にインドア派であれば、家に集まって鍋パーティ&カウントダウンがオススメ。

いつもより少し豪華な食材を使ってワイワイとお鍋を囲めば、きっと盛り上がることでしょう。

大晦日の意味と由来

さて、この「大晦日」という言葉の意味ですが、「晦日(みそか)」という言葉は「月の最後の日」を意味します。

だから、年内の最後の月である12月の末日を「大晦日」と呼ぶようになったそうです。

そして、大晦日の慣習が始まったのは平安時代。

当時、大晦日は「新しい年に歳神様(としがみさま)をお迎えしてお祀りするための準備をする日」とされていました。

この「歳神様」とはお正月の神様で、1年を通して守護していただける神様のこと。

つまり、この「歳神様」を迎える日が「大晦日」なのです。

また、大晦日といえば夜遅い時間から初詣に行ったり、明け方まで起きていたりする習慣がありますよね。

これは社寺にこもり、眠らずに一晩中起きて神様をお迎えする「年籠り(としごもり)」と呼ばれるその時代の習慣からきているようでした。

大晦日にやってはいけないこと

さらに、歳神様を気持ちよく迎えるためにはやってはいけないことが3つあります。

1つ目は正月飾りを飾ること

門松・しめ縄・鏡餅などの正月飾りは、歳神様を迎えるための大切な物。

ですから、そんな正月のお飾りを大晦日に準備するのは、大切な神様を迎える準備を一晩で終わらせることになるので、神様を馬鹿にしていて失礼だとされています。

正月飾りの準備は12月28日までに済ませるのが望ましいですね。

28日に間に合わない場合は、「苦」を連想させる29日は避けて30日に準備しましょう。

2つ目は餅を搗くこと

大晦日に搗いた餅は「一夜餅」と呼ばれ、葬儀の「一夜飾り」を連想させます。

それだけでなく、「大晦日にバタバタしながら準備した」ということも縁起が悪いです。

正月飾りと同じように「苦」を連想させる29日は避け、縁起を気にする場合は餅を搗くのも12月28日か30日に行うようにしましょう。

3つ目はキッチンで長時間火を使うこと

年末にキッチンで長時間にわたって火を使うことは、火の神様に対して失礼とされています。

それに、煮物や汁物を作るのは灰汁が出てくるので、「悪」が連想され、大晦日にふさわしくありません。

ですから、大晦日はなるべく簡単なものを作って火を使わないようにし、コンロやシンクは清潔な状態にしておきましょう。

年越しのための料理は30日までにある程度準備しておくのが望ましいですね。

ただし、年越しそばは「今年の災厄を断ち切る」という意味があるので例外だそうです。

まとめ

今年も残り3か月と少し。

「今年の年末年始はどう過ごそうか」と考え始める時期ですね。

この3年間はコロナ禍でオンライン帰省やリモート飲み会が主流になっていましたが、今年の大晦日は制限が緩和されているので、大切な人と直接会って楽しむのもオススメです。

とはいえ、知らずについついやってしまったことが大晦日の日はタブーになってしまうこともあります。

自分の住んでいる土地の大晦日の風習を知り、守れる範囲で守って穏やかな気持ちで歳神様を迎えましょう。